Fairy-Beauty rocks a Babe黒い聖母とのシンクロニシティ

2008年07月30日

ヨーロッパの聖母像とのシンクロニシティ

 神田神保町に版画堂という、主に古い版画を売っているお店がある。物故作家から現役の版画家まで、日本に限らず海外の版画もあれば、油彩も水彩画も扱っている。状態にもよるけれどもセカンドハンドなのでかなり安価のようだ。
 版画堂を何から知ったかはもう覚えていないが、10年ほど前に小作青史さんの油彩をそこで購入したのが縁で、それ以降ずっとカラーのカタログ冊子を毎号送ってくれている。触手を動かされる作品を見つけては、たまに問い合せてみるものの、すでに約定になっていることが多かった。ほとんど買ったことはないのに有り難いことだ。
 2週間ほど前にも、カタログの最新号、版画堂79が送られてきた。96頁もあって厚めだ。A4よりやや小さめの頁で、多い頁には20もの作品の小さい写真が掲載されている。数えたわけではないが、1,500前後はありそうだ。
 珍しく山本六三さんの銅版画があった。「百合の花を持つヘルマフロデトス」(1972年APサイン)だ。銀座のギャラリーではこの価格では手には入らないだろう。山本六三さんの銅版画は時々オクションで出品されるが、このクラスはもっと競り上がる値段だ。もうないだろうと思ったが、一応、問い合せたらまだあった。山本六三さんの銅版画は選ばずに全て欲しいほどなのだが、翼がない作品は予算もないので、結局、諦めた。
 カタログの87頁に水彩画「ヨーロッパの聖母像8点組」(1989-1991年)が載っていた。藤間清さんという知らない画家の肉筆だ。何とか予算内なのだが、すでに予約が入っていた。先約は実物を観てから決めるということで、待ってはみたが、売れてしまった。
 藤間清さんをGoogleで検索しても、ほとんど情報はつかめなかった。
 ところが、ヤフ○クで、7月 22日から藤間清さんの水彩画「ヨーロッパの聖母像」(1990年)が額付きで出品されていたのを見つけた。ニュルンベルク国立美術館の聖母の模写、それも8点組には含まれていない聖母像だ。いやそのどれよりもお顔の表情が優しかった。藤間清さんは、1990年前後に水彩とはいえ聖母像を何枚描いたのだろう。こんな短期間に市場で見つかるとは! 幸運にも7月26日、他に競争相手もなく落札できた♪
 芸術的価値と市場価値とは必ずしも一致しないというか、ほとんど一致しないものだとつくづく想う。なまじっか予算があると、何でも易々と手に入れてしまいがちだが、観る眼のない人や予算の使い方を知らない人は無駄遣いしないようにどうかご用心ください。

伊豆高原【天使のいる回廊 天使巡礼 天使堂】追夢人とシンクロニシティ
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 それで、その何がシンクロニシティなのか?とご満足いただけない人のために、もう少し話を付け加えましょう。まわりくどい話で恐縮ですがご勘弁ください。私も後から気が付いたことなので、なかには取って付けたようだと訝る人もいらっしゃるかもしれませんけれど…(^^;
 7月25日に何気にジョージ・フレデリック・ワッツの「The All Pervading」というタイトルで、膝の上に大きな球を載せた天使の坐像の画像をアップしました。ワッツは、イギリス・ヴィクトリア朝時代の画家、彫刻家で、シンクロニシティと直接的には関係ありませんが、7月27日(日)の午前中にブログ『Quo Vadis イメージの奔流』のFu Shuseさまから、天使の「膝に乗せているのは、…」ということで、いろいろとご質問をされるような形でコメントをいただきました。無知な私はその日の午後遅くに『えっと…、球といえば、デューラーとクラナハの「メランコリア」にもありました。何か同じような意味があるのかなー? といった程度の浅はかな追夢人なのです(爆)』とお答えするのが精一杯でした。
 アルブレヒト・デューラー(1471-1528)といえば、ドイツのルネサンス期の画家、数学者で、ニュルンベルクにも居住していました。それで、藤間清さんのニュルンベルク国立美術館の聖母の模写をよく観ると、聖母の右手に球がのっているではありませんか!
 実は私は、デューラーがニュルンベルクに住んでいたとはつゆ知らず、フリー百科事典『ウィキペディア』 で「ニュルンベルク」を調べてみて知った次第です。それも、「ニュルンベルク」を調べる気になったのは、7月29日(火)にアップしたポーランドにある聖地チェンストホーヴァの僧院ヤスナ・グラに納められている「黒い聖母」についてやはりウィキペディアで調べていたら、チェンストホヴァ市は、小さなニュルンベルクの異名を持つということを知ったからなのでした。
 それではなぜ「黒い聖母」なのか? このシンクロニシティの続きは改めて記事にしてアップしたいと想います。
 ちなみに7月27日(日)の午後遅く、Fu さまのコメントにお返事を書き終えてから、散歩に出かけました。この後のことも続きのシンクロニシティの記事に書きたいので、もしお読みくださる方はよろしければ覚えていてください。
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1. 黒い聖母とのシンクロニシティ  [ 天使のいる回廊 天使巡礼 天使堂 @ 伊豆高原 ]   2008年07月30日 16:17
 今回は、前回の記事「ヨーロッパの聖母像とのシンクロニシティ」でお約束した「黒い聖母」とのシンクロニシティについて書きます。 「ヨーロッパの聖母像」とは、画家の藤間清さんの「ニュルンベルク国立美術館の聖母の模写」(1990年)のことで、7月26日にヤフ○クで...

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