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2008年11月28日

小さなシンクロニシティのお話

 
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 伊豆高原の天使堂の2008年11月の開館初日、23日(日)の昼過ぎにお客さまがいらっしゃいました。
 2階の「マリアさまのお部屋」をご案内してマリアさまの絵について簡単なご説明をした後、「これらの絵に纏わる逸話もいろいろとありまして、シンクロニシティというのですが、それはまた機会がありましたら、その時にお話ししましょう。」と具体的には申し上げませんでした。
 そして「天使のいる回廊」と「隠し部屋のアリス」の部屋と「ヲ伽の部屋」などの展示をお客さまにひと通りご覧いただいてから、1階のカフェコーナーの大室山の見える窓辺の席に腰掛けて、ご紹介をかねて天使堂についてのお話などをさせていただきました。

伊豆高原【天使のいる回廊 天使巡礼 天使堂】追夢人とシンクロニシティ
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 しばらくお喋りをしていたら、「奥様は来られてないのですか?」とお客さまに尋ねられ、「午後にこちらに向かう予定になっていまして、もうそろそろ…」とお答えしていたら、携帯電話が鳴りました。電話にでると「これから電車に乗るから…」と連れ合いからの内容でしたので、「まさに噂をすれば…ということで、これが先ほどマリアさまのお部屋で触れたシンクロニシティの一つの例なのですよ。」とご説明しました。
 そういえば、もう一つ、先ほどは、そんなことがあっても狭い地域なら不思議ではないだろうと、それほど意識はしていなかったのですけれど、午前中にも伊豆高原にお住まいのお客さまがいらっしゃっていて、その方は、この昼過ぎのお客さまとはすれ違いでしたけれど、偶然にもお隣りどうしということが会話のなかで判明していたのでした。
 昼過ぎのお客さまは、大室山のハイキングからの帰り道で、天使堂の前を通りかかられ、たまたま目にとめられた立て看板にご興味をお持ちくださり、立ち止ってご覧になられているところを追夢人からお声をかけたのでした。
 また午前中のお客さまがお帰りの時には「2月に大室山の山焼きがありますが、ご存知ですか? 数頭の鹿の姿が見えたこともありましたよ。」とエントランスの外階段を降りながら大室山を見上げて私にお話しされたので、「今年の山焼きは見れませんでしたが、昨年に初めて見たときに逃げ惑う鹿の姿もみました。」という会話をしていたのでした。
 こう偶然が2回も続くと、単なる偶然ではないのでは?ということになり、「シンクロニシティとは何なのですか?」とお客さまも少しご興味をもってお尋ねくださったので、「共時性とも訳されるのですけれど、意味ある偶然の一致ともいわれます。その意味がわからないので、私は不思議な偶然の一致といっています。それが何を意味するのかが私の疑問というか、課題となっているのです。」と改めてご説明したのでした。

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 ところで話は変わりますが、昨日11月27日(木)の夕方、銀座まで「第11回 銅夢版画展」を観にいってきました。銅夢版画工房の版画展は私にとってはこれで2回目で、初めて拝見したのは昨年の今頃でした。
 実は今回、ぜひ拝見したい銅版画がありました。その作者のかたの情報も教えていただきたくてお伺いしたのです。
 というのは、2008年9月下旬、画家みどり根子さんのブログ『くもり時々雨のち晴れ』で、「第13回全国蔵書票展 現代蔵書票秀作展」をご紹介されていて、みどり根子さんも出品されていたので、新宿まで初めて観にいってみたのです。みどり根子さんの蔵書票は素晴らしいメゾチントで大のお気に入りです。
 そして、他の作家さんの作品でも、エッチングの繊細な線の図柄で気に入った小さな蔵書票がありました。係りの人にその作者のことをお尋ねしたら、銅夢版画工房の版画家さんと教えていただけました。ネットで検索しても見つけられなかったので、詳しいこともご連絡先もわかりませんでした。「第11回 銅夢版画展」の案内葉書にそのお名前を見つけたので楽しみにしていたのです。
 銀座の銅夢版画展の会場に入って直ぐ目に飛び込んできた方が、幸運にもその日の当番でいらしていたご本人でした。最初はそうとは知らず、お名前を探して、作品をギロギロと拝見していたら、近くにいらした別の当番の版画家の方がその作者はとご紹介くださったのです。
 今回の作品と新宿での現代蔵書票秀作展の時の蔵書票や、エッチングの繊細な線についていろいろお話をお伺いした後で、伊豆高原の南大室台の天使堂のご紹介をしたら、その日のお昼をご一緒されたお友だちと何と大室山の山焼きのお話をされていたばかりということでした

 このように絵画や画家さんとの出会いのなかで小さなシンクロニシティを追夢人はよく経験します。マリアさまの絵についても同様で、そのいくつかはすでにこのブログのカテゴリーのなかの「シンクロニシティ」でもご紹介しています。もしよろしければお読みいただけるととても嬉しいです♪
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1. ex libris シヴァの少女  [ 天使のいる回廊 天使巡礼 天使堂 @ 伊豆高原 ]   2008年12月17日 18:29
 ex libris シヴァの少女羅入エッチング 115x80mm (2003)伊豆高原 【天使のいる回廊 天使巡礼 天使堂】 門番 追夢人______________________________
2. ex libris アラクネ  [ 天使のいる回廊 天使巡礼 天使堂 @ 伊豆高原 ]   2008年12月17日 18:29
 ex libris アラクネ羅入エッチング 87x72mm (2004)伊豆高原 【天使のいる回廊 天使巡礼 天使堂】 門番 追夢人______________________________

この記事へのコメント

2. Posted by 追夢人(ついむと)   2008年11月28日 21:10
Fu さま
こんばんは♪
いつもコメントありがとうございます♪
>「意味」を求めること自体は必要ないのではないか?
そうですね。シンクロニシティに「意味」を求めること自体は必要ないかもしれませんね。
「意味のある偶然」と訳した概念自体に観念的に引きずられてしまった感が実はありました(^^;
>むしろ、そういう「目に見えない働き」と共に我々は生きている、
>そんな偶然の連なりのなかで生かされているということを感じるほうが重要で
それは最近、ほんとうにとても強く感じるようになっていますね。
>それを常に意識していれば
>幸福な出会いの希望を持ってこの先生きていけるんじゃないかとも思っています。
そうなんです。たとえ望み薄だとしても、私には生きるうえでこれが大切なのだと信じたものを手放さないで、希望を持っていれば、この先生きていけるんじゃないか、常にそう意識していたからこそ、幸福な出会いのシンクロニシティを経験してきたように想います。
それは後ろ向きに振り返って意味をさがすためのものではなく、大切なものを信じて生きてきた結果なのだと想います。
>まさに追夢人さんと画家さんの出会いのように。
ほんとうにありがとうございます。そうおっしゃっていただけて涙がでるほど嬉しいです。
Fu さまと出会えたのも大切なものを捨てずに信じて生きてきたからこそだと想います♪
1. Posted by Fu Shusei   2008年11月28日 19:58
「意味のある偶然」
「意味」を求めること自体は必要ないのではないか?と最近思うようになりました。
(自分にとって気持ちの良い偶然ならいいのですが、
あまりうれしくない偶然があった場合、それをよくないことの前兆や自分に非があるからと思いこんでしまう人を何人か見ました)
むしろ、そういう「目に見えない働き」と共に我々は生きている、
そんな偶然の連なりのなかで生かされているということを感じるほうが重要で
それを常に意識していれば
幸福な出会いの希望を持ってこの先生きていけるんじゃないかとも思っています。
まさに追夢人さんと画家さんの出会いのように。

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