2012年06月06日 12:44
日本人はなぜ絵やアート作品を買わない?
日本人はなぜ絵やアート作品を買わない?って、ほんとに日本の普通の人は絵画を買わないの?
印刷された複製絵画やポスターは駄目ですか?
美術館の売店で売れてますけど。
印刷された絵ハガキや干支入り年賀はがきは絵画のうちに入りませんか?
絵画が印刷されたカレンダーもありますよ。
レコードやCDをジャケ買いしませんでしたか?
昔はジャケットにイラストや絵が使われたのがありました。
絵本、挿絵、画集や図録などは絵画のうちに入りませんか?
文庫本や単行本から豪華本まで本の表紙に装丁画が印刷されてます。
雑誌には、写真に限らずイラストや絵画がたくさん載っていますけど。
扇子や団扇、着物や帯、Тシャツなどにも絵柄が染色されてます。
絵付けされたマグカップ、絵皿も食卓で使ってますし。
百円ショップに額付油彩画まで売ってました。
普通の日本人が買わない絵画っていったい何ですか?
意地悪な質問でしたが、普通の人がめったに買わない絵画って、画家の肉筆(手描き)か、版画家の主に木版画、銅版画、リトグラフ、シルクスクリーンなどの絵画のことでしょう。
現代では、インクジェット・プリンターなど機械出力のジクレープリントなども販売してますけれど。
普通の人が買わない原因は、絵画が必需品ではないこと。
購入したい品目の中で絵画は優先順位が低いこと。
買えないと思わせるほど割高感があること。
印刷と手描きの区別もつかないほど多くの人にみる目がないこと。
水彩、顔彩(岩絵の具)、アクリル絵具、油彩、木版、銅板、リトグラフ、シルクスクリーンなどの版画、それらの区別も付けられないこと。
画廊やギャラリーが身近な生活圏にほとんどないこと。
切り花を飾るほど、画家の本画を買って飾る生活習慣が庶民にはほとんどないこと。
他に欲しい物が沢山あるのに経済的に生活にゆとり感がないから、購買行動が必需品ではない絵画までは及ばないのでは?
それに絵にそれほど興味もない人でも、家のいずれかの部屋には好きなアイドルのポスター、犬や猫や動物、花や山など美しい風景の写真付きのカレンダーなどが掛っている。強いてお金を出してまで高い買い物をする必要は全くない。
そもそも勤め人も学生も普段、家にいないし。帰りも遅い。休日は遊びや買い物に外出してる。家に居てもテレビ見てるか、携帯見てるか、他の事してる。
飾った部屋で絵を鑑賞してゆったり寛ぐライフスタイルでない。
外出しても、生活圏内、地元商店街に画廊やギャラリーがない。
仮にギャラリーがあっても、関心もないから気が付かない。
何か興味をもった切っ掛けでやっと見つけた画廊は入り難い雰囲気。恐る恐る入っても、自分の感覚に合う気に入る作品がほとんどない。
少しはいいかなと思う作品を見つけたけれど、何の絵具で描かれたのか、値段もいくらか表示もされてなくて判らない。
そんな欲しいわけでもないからわざわざ幾らか訊く気にはなれない。
三万円あったら伊豆高原に旅行できるっしょ!