コレクター

2015年02月15日

「コレクター」という呼称、解りやすそうだから、つい使ってしまうけれども…

はっきり言って、あまり好きな用語ではない。

コレクションの投機目的は少ないとは思うけれども、資産目的は少なくない

気がする。

絵画の場合、資産とか想っているのは、妄想か、大方、詐欺に近いと思う。

つまり、ほとんどお蔵入りさせて、死蔵する訳だから。

それを薦める人は一部にいるし、それを聞いて期待してしまう人は多そうだ

けれども、とても気持ち悪い。

またコレクター中に購入が支援になると、若手の絵描きの絵画を単純に薦める

人達も一部にはおられるけれども、反面、若手に本人の実力を勘違いさせる、

解かり易く言うと、つまりは思い上がらせる場合もあり得る。

なにより若手の絵画を死蔵させるようなコレクターが言っているとしたら何の

説得力もない。

絵画は、飾られ鑑賞されて生きるものと想うから。

もちろん購入した絵画をどうするかはご自由ですけれども、だからこそ敢えて

憎まれ口をきいているのですよ!



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2014年12月25日

Facebook ノート【 「もう一案」から繋がる想い】

無名の絵描きさんが、自分で描いた絵を展示販売する為に自腹を切って、貸ギャラリーを借り、

全く売れなかったり、数点売れても、赤字になることは少なくないと思うけれども、絵描きさんの

なかには、最初から非売で展示会をする人達もいる。

売る為に描いているのではない絵描きさんも、世の中には少なからず存在している。

そういう絵描きさんについて絵画の愛好家の耳に入ってくるのは、全てではないけれども、

絵を売って生活の足しにして描いている絵描きさんなどから、大方、「自己満足」や「趣味」や

「道楽」や「日曜画家」という言葉などで、どちらかというと蔑んだ文脈の上でが少なくない。

それに兎に角、絵画を購入したい人達との接点は少なくなる。

私は、十数年前に購入してから絵画に強い興味を持つようになり、今まで少しずつでも集めて

きた経緯があるので、絵画について考えをめぐらす時、売り絵を描く絵描きさんやギャラリスト

(画商)などの絵画市場がその対象の範疇でしかなく、観るだけで買えない展示会や美術館は、

興味の上では二の次であった。

しかし、絵画購入に当たって、私にとって絵画の内容や質は高い方が好ましく、価格は低い方が

好いけれども、絵描きさんやギャラリストにとっては逆であろうから、その利害対立が私の悩みの

種の一つになった。絵画購入の悩みは、その他にもっと沢山あるが、ここでは触れないけれども、

いろいろと悩んで考えているうち、市場での絵画を介した、絵描き、ギャラリスト、購入者の三角

関係までは考えが及んだけれども、本来の目的であるはずの絵画鑑賞について考えることが疎かに

なっていたことに気付いた。と同時に売買に偏った思考しかできなくなってることにも気付けた。

しかも、私は描かないから、鑑賞や購入する立場からの発想に偏っていた。絵を描く絵描きさんの

立場になったつもりで考えようにも、絵を買う前提だったから、絵を販売する絵描きさんしか想像

できてなかった。絵描きや作品を集めて美術展を企画開催するキュレーターや美術館の学芸員や

絵の知識や技法や描き方を教える美術教育者も、関係者は他にも沢山いる訳だから。

そんなこんなで、そもそも描く行為自体と展示を介す他人との社会的交流が絵画の本質と解った。

つまり、売る為に描いているのではない絵描きさんこそ、本来の姿であって、絵の販売は後に派生

した副次的行為でしかないとの考えに至った。

今の私は鑑賞者でしかないけれども、絵画の本来的に在るべき世界は、絵描きと鑑賞者、強いては

購入者やコレクターに分断されるのではなく、絵くらいは全ての人がもっと気軽に自ら描いて嗜む

べきなのだ。

ところが、市場では、絵描き、絵画、ギャラリスト、コレクター、ひやかしに過ぎない鑑賞者、

作者にしか興味が無いストーカーみたいな位置付けがされる訳で、ギャラリストは商売上、

コレクターを上得意とし、絵描きは必要以上に気を使い、それが当り前と想っているコレクターは

無意識に天狗に成りかねない。更にコレクターのなかには、若手支援とかを名目に恩を着せ、

作品以外でも、世間知らずの若手にその見返りを無意識に期待したり、制作の方向性にまで口出し

しようとする訳だから、さあ大変というか、もう大変な販売環境になっているように見える。

コレクターなら、作品以外の見返りを期待せず、静かに見守るくらいのスタンスがよろしいし、

若手支援というなら、その眼力で見込んだコレクション絵画を世間に展示して訴えるくらいで

なければ、単に購入しただけなのにギャラリストと若手に恩着せがましくなるだけと思う。

豊富な軍資金や死蔵数で自信過剰なコレクターさんも、ご観覧無料で非売のコレクション展でも

すれば、自腹を切り、貸ギャラリーで展示販売しても一点も売れずとも、めげずに描き続けたい

無名で若手のほんとうの想いも少しは分かるかも知れないし。


QT ノート「もう一案」

私が申し上げるのも何なのですけれども、若手?支援を旗印に絵画コレクションを飾る場所は

おろか、その置場にも困るほど買い増しする為に方々のギャラリー巡りをしておられるコレクター

様にご提案申し上げますけれども、死蔵の数を増してないで自腹を切ってでも、お仲間同士でも、

ご観覧無料の、非売で渾身のコレクション展などでもっとアピールなさってはいかがでしょうか?

その作品群の集客力が、あなた様のコレクターとしての眼力の証と言えなくもありません。

そのスリリングさを含めた方が、コレクターとしての充実度も、私的な次元を超えて社会性を

帯びるというものとも想います♪

ただ、買い増して死蔵するだけでは、画商を喜ばせても、私には若手支援とはとうてい思えない

ので!(門番 追夢人)



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