DORADO_GALLERY

2012年06月05日

DORADO GALLERY のオーナーのブログ「画家の雑記帳」の記事『私のアート活動​論』 ※転載

駆出しアーティストの守護神のようなDORADO GALLERY

オーナーであり、画家でもある SIZINGAKA 様

ブログ 画家の雑記帳の記事

『 私のアート活動論 』

より転載させていただきました!

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

日々、いろんな作家さんとの出会いがある。。
そして、若い方が多いので、
アート活動についての、いろんな質問やご相談をうける。

ちょうどいま、グループ展もしている最中なので
ちょうどよいかなとも思い、
自分なりのアート理論を展開してみようと思う。。

これまで書いてきたことと重複することもあるかと
思いますが、ご了承ください。

僕の個人的な見解なので、それはそれとして
何か参考になればと思います。。


まず、作家活動してゆく場合、発表の場として、
「個展」、「二人展」などの少人数による展示会、
そして数十人の作家でやるグループ展、
その他、大規模なところでは、いろんな団体の公募展や
デザインフェスタ、GEISAIなどがある。

・・・で、あくまで個人的に思う「いいやり方」だけど、
まず、「個展」でいえば、
「個展」はせいぜい年1回くらいでいいと思う。
よほどの人気作家でもない限り。。
もしくは、年2~3回する場合は、きちんと間隔をあけて
しかも東京と大阪とか開催地もうんとあけるとか。。

たとえば、かりに毎月東京で個展できるとしても・・
そんなに毎回、いろんな人に来てもらえるだろうか、、、
しかも毎回、それなりの数字は出るだろうか、、、
やればやるほど、その効果は薄れると思うので
(よほどの人気作家でない限り)
一年に一度の個展で、ドバッとお客さんを集め、
そしたら、個展も大盛況な感じで、
いい記録が残りやすいと思う。。
数字とか関係ない、という人はぜんぜん構わないんだけど、
たんに趣味ではなく、「作家」として活動する場合、
個展の費用は通常けっこうかかるものです。。
銀座や青山あたりのレンタルギャラリーでも
うちのギャラリーくらいのスペースで、
1週間2~30万かかるところはゴロゴロあります。。
また、コマーシャルギャラリーで取り扱い作家となった場合は
企画ギャラリー側のスケジュールに、ほとんど合わせることに
なり、また他のギャラリーでは出来ないなどの制約が生まれる
場合が多いのと、あと通常、売れた場合のコミッションは
50%が相場となってます。。
もちろん、後者の場合は、いろいろ宣伝等もしっかり
やってくれるわけですが。。
ちなみにうちは、たんにレンタルギャラリーでもなく
コマーシャルギャラリーでもなく、なんだか
隙間産業みたいに・・
ずいぶん好き勝手なスタイルでやってます(笑)

次にグループ展・・、
たとえば、10人のグループ展をするとします。
作家一人あたり1日3人のお客さんがきても、
1週間では20名ほどとになり、作家10人分で
200人のお客さんが来るということになります。
単純計算ですが。。
で、そのお客さんの中で、新たに自分の絵を好きになって
くれるお客さんが
2~3人増えればとても恩の字だと思います。

そのくらいの規模のグループ展に年4~5回参加するだけで
うまくいけば、上記のような年一度の個展の際に
自分の絵のファンの方を10人以上は増やして開催できると
思います。。

というわけで、個展は年1回に照準をしぼり、
年5回くらいはグループ展での相乗効果で
自分のあたらなお客さんを増やしていくというのは
大事なことだと思います。。

それから二人展というのは、基本的に
いろんなグループ展やアートイベントなどで知り合った
作家さんの中で、何か相通じる世界観の人同士でやると
プラスαな響き合いがあっていいと思います。
たとえば、印象派な絵の人とアカデミックな絵の人の二人展だと
どうもバランスが悪いと思います。
ここで持論を長々展開しても仕方ないので、二人展に関しては
このくらいにしておきます。

続いて公募展。。やはり、これも作家さんによって
いろいろ賛否両論もある世界だけど、
なんといっても、一般の作家さんが
「有名な美術館で展示できる」というのは魅力あること
だと思います。普段知り合えないような多くの絵画ファンがくるし、
また美術館の学芸員にも作品が気に入られたりする可能性もあるし、
規模の大きな団体の公募には
その他、画廊関係や美術関係者など
そういう人たちも数多くくるものなので、
それがきっかけでチャンスが広がることがあります。。
スタイルは違いますが、GEISAIなども同じような
大きなアートイベントもしかりと思います。
あとは、そういう公募やアートイベントは
それなりに特色や傾向性といったカラーがあるので
自分の作品と、どこがうまく合うかとか選択することは
大事になってきます。。

そんなわけで、1年に一度個展以外では、
二人展やグループ展など4~5回、
その他、公募も一つやふたつ・・と
もうこれだけやると、制作もしなきゃいけないので
じゅうぶんな忙しさになるかと思います(笑)。

でもこれを着実にやっていくと、
ふつう、自分の絵を購入してるくれるような
ファンの人が年間4~5人ずつは増えていき、
毎年個展するたび、、実りが生まれやすく
なると思います。その繰り返しかな。。。と
思います。。
なかなか一人のお客さんが毎月のように
頻繁に買い続けてくれることは無理ですし。。
でもある程度は売れていかないと
制作費や活動費の面もありますし、
同時に作品の置き場所も部屋の中に
なくなってきます。。
(大きなアトリエでもあれば別ですが・・)


あと、とても有名な人気作家でもない限り、
美術関係の出版社が宣伝してくれることもないですし、
専属のコマーシャルギャラリーが派手に
宣伝告知してくれるわけではないので、、
制作と同時に日々、自分による広報活動がとても大事
になってきます。。
その点、昔とは違い、ブログ、ホームページ、
フェイスブックなどのSNSなどで、
多くの人々に向けて、自分の活動や作品を紹介して
ゆくことができます。。
どんな作家でも画廊が365日宣伝してくれませんが、
自分自身だったら、その気になれば365日だって宣伝できます。

大変なことですが、アートの世界はとても厳しいので
制作面でも、展示会などの活動面でも、またこうした
ネットでの自己宣伝活動でも、このくらい何年もめげずに
やり続けて、やっと、活動のたび結果が出やすくなります。。

だって恐ろしいほどの需要と供給のアンバランス世界です^^;

描く人はいくらでもいますから。。
毎年、芸大、美大、専門学校からでも
莫大な人々が輩出されます。。
その他、油彩教室などに何年も通ってる人や
独学で活動してる人もいれると、、もう
想像つかない数です。。
そして、この日本では
普段から絵を購入するような絵画コレクターや美術ファンの人口は、
投資を目的としてる一部の世界をのぞいたら
かなり微々たる割合です^^;
そんな中で「作家活動」しているのですから、
ある意味、結果を出していくのは至難のわざです。。

なので、すごく絵がうまく描けても、
それに比例しての結果がでない人々も
ものすごくいます。。
それは、きっと、個人個人いろいろ状況が違うものですが、
基本的な上記の事柄のなかで
本人の力量とは関係なく、
どこか足りなかったりしてる場合も多いです。。

ともあれ、、一番大事なことは
一喜一憂せず、描き続ける人こそ本物です。。
究極、人生で一枚も売れなくたって描くこと、
まさにゴッホのように。。。
ほんとうに描くことが好きならば。。

でも、死んでからあまりに有名になって、
自分は苦しみぬいたのに、死後の美術関係者が
何千万何億と儲かるのは、やはり悔しいことなので(笑)、
生きてる間に、自分の足りないと思える面や苦手な面を
克服しつつ、創作活動が
年を追うごとに実りあるものとなってゆけばいいですね。。

以上、ながながと、思いつくままに綴らせていただきました。。
独断かもしれませんが、なにかの参考にともなれば
幸いの限りです。。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

DORADO GALLERY

〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町517 ドラード和世陀103



tenshijunreitenshido at 04:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote