猫
2011年11月06日 12:44
少年第四段 (鉛筆画と猫と少年のシンクロニシティ)
意味ある偶然の一致の意味は置いておいて、偶然の一致、共時性ということで、シンクロニシティを語る時、現象の内容の他に時間が大きな鍵となる。分や秒単位まで一致する場合もあるが、追夢人のシンクロニシティはそんな刹那な話でなく、もっと長いスパンに渡って複合連鎖で絡み合い、後日、幾つか想い起すと皆が繋がってくるという不思議な現象だ。
過去の現象を幾つか拾うところにこじ付けの恣意が働いているといわれるかも知れないが、多々ある現象から、ある関心事に心血を注ぐ過程で、そこにある共通の関連性に気付いて話題に挙げるに過ぎない。
気付くか、気付かないかは、その対象に意識が覚醒されたか、眠ったままか、ということ。
Copyright(C) 2011 Takashi Komatsu
鉛筆画 7H~HB イラスト・ボード(カラーパウダーボード) こまつたかし 2011/7制作
伊豆高原 【天使のいる回廊 天使巡礼天使堂】 所蔵作品 2階展示室「ヲ伽の子ども部屋」にて常設展示するー♪
2011年十一月五日(土)のお昼前、twitterを見ていた。
前日、四日のツイートだったけど、barajuzidanさんのツイート【Zaroffサイト更新】『幻の猫展』2012/2/16(木)~2/28(火)( http://bit.ly/pbKIqP )を idealislandさんが公式リツイートしていたから、私もRTした。リンク先の画廊のスケジュールの参加メンバーを見て驚いた。私のここ数日間のシンクロニシティの連鎖の話をお読みいただいた方にはその驚きを共感していただけると想う。
もうお一人、同姓の、chie0611さんのツイートを見たら、第2回啓祐堂写真グループ展のお知らせ(http://00350535.at.webry.info/201111/article_1.html )とこまつたかし氏の鉛筆画の展示( http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/1188078/1208538/73807558 )を勧めていた。両方とも観にいく機会を窺っていたが、こまつたかし氏のは忘れかけていたので助かった。
展示場所の最寄駅はJR品川駅と西荻窪駅。最後は京王線で調布にも寄る用事があったし、支度に手間取って出るのが遅くなってしまったから、西荻方面に絞ることにした。こまつたかし氏の鉛筆画は一度も実物を拝見したことがなかったから。
お迎えした鉛筆画が上の画像で、ぬいぐるみのくまを抱いてる少年の画像。
もう一つ、展示会場で看板代わりに出迎えてくれていた絵ハガキの絵の画像を下にご紹介します。
Copyright(C) 2011 Takashi Komatsu
「jarashite」 こまつたかし 鉛筆画 7H~HB イラスト・ボード(カラーパウダーボード)
まだまだ、関連したシンクロはあるけれど、今日はここまで。ひとつだけおまけ話をすれば、最後に寄った調布に着いて直ぐ見たNHKテレビに小松の親分さんと前川清さんがお芝居で共演してた(笑)
2011年10月31日 08:44
私の思考は緻密だ(った)。だから、犬の嗅覚が人より100万倍鋭いようにシンクロの糸を嗅ぎつけてしまうらしい。しかし大局は見えない。他人にはたぶんつまらないことへの拘りが強い。恐らく大局は嫌いなんだ!細部が好きなのだ。細かい。細か過ぎるのだと思う。
銅版画の一本の線だけで脳髄が反応する。エングレービングの線のきれ、ドライポイントのインクの滲み、エッチングの流麗、メゾチントの掠れ、アクアチントの漆黒に感応した。
作品を鑑賞してないわけではないけれど、それはどうも嫌われるタイプらしい。確かに(汗。しんどい時もある。我ながらやばいと思う。でも我に返るとやはりそちらに偏っている。そういうタイプは早く呆けるらしい。自覚症状もある。
しかし、その偏った方面に対する直感(瞬時の総合力)はどうも確かなようだ。それには過去の長い経験の記憶の蓄積があるのだけれど。
単語や年表や人の名前の暗記は弱いが、視覚的に体験した記憶は強かった。だからシンクロニシティ体験も解析できるのだと想う。しかし、もう大かた忘れている。細かなシンクロニシティがありすぎて覚えていられない。もう気にしないようにしている。無理だけど。でももう細かいのはいい。大きなシンクロの渦のなかに巻き込まれているのは確かなのだから、もう日常茶飯事の細かいシンクロは体験だけで十分なのだ。
だから、忘れないうちに大雑把に係りある人たちや絵を書き留めておくことにする。他人に解りやすく書くこともできなくもないけれど、気力と文章力が足りないからもう無理、キッパリ! 感性の鋭ぎ澄まされた人たちが判ればよい。当事者も感度が少しは良くなければ理解できないだろうけど。
2011 グリーンナイーブ展 - JAPAN MODERN NAIVE ART -
井上 正男・田中 道信・上原 柳二・コムロレイコ・綱島 裕・中井 結美・
神山 祥子・川村 美佳子・永見 由子・大作 俊子 ※DM記載順、敬称略
2011/2/28(月) ~3/6(日) 銀座幸伸ギャラリー2階
東京都中央区銀座7丁目7-1 銀座幸伸ビル2階・3階
http://kosin.blog76.fc2.com/blog-entry-175.html
ギャラリーや画廊には、そこ以外で開催される案内はがきもいろいろ置いてある。ギャラリー巡りをしていて、何処のギャラリーだったか忘れたけど、案内はがきを見つけた。以前、購入を諦めた鉛筆画を描いた画家さんが参加しているグループ展の案内はがきだった。もらっておいて、3.11震災の数週間前だったと記憶している、その頃、機会をみつけて銀座の貸画廊に行ってみた。
目当ての鉛筆画が展示してあった。とてもよく描けている。猫の絵だ。私は猫を飼っている。何十年も、そして何匹も。人生猫塗れだ。だから絵まで猫を欲しいとは今まで思ったことはなかった。でも、この絵は欲しかった。
しかし、欲しい気持が先行する時ほどなぜか敢えてハードルを高くして、たくさん意地悪な見方をする。絵はそれをクリアせねばならない。完全にクリアしていた。手に入れなければ、後悔する絵に違いなかった。
ところが、強敵がいた。甘ったるい男の子の絵だ!意外だった。私にとっての盲点だった。
会場にその画家さんはいらっしゃらなかった。お当番の画家さんを煩わせて、ご本人と連絡をとっていただいた。その場から電話でいろいろな観点から突っ込んでみた。下北沢のギャラリー無寸草まで同じ画家さんの作品があるというので、決めた作品が私にとって一番良いか、購入申込をした当日の帰りがけに確かめに寄ったほど。そしてその絵がクリアしたのだ。
両方とも欲しかったけれど、その時期は軍資金が足りなかった。後で知らない人に買われるよりはと同行した友人に勧めたほどの猫だった。